資格支援制度がある職場への転職

看護師は、病院やクリニックといった医療機関で働いているイメージが強いですが、在宅看護や介護施設といった分野への転職も可能です。
看護師になるには専門の教育を受けて看護師の国家試験に合格する必要があり、高卒や大卒の場合には看護系の大学や専門学校に通わなくてはなりません。国家試験に合格すれば、晴れて看護師として活躍できます。
看護師資格は生涯有効な資格なため、出産や育児などのライフイベントで一時期離職していた場合でも、再就職しやすい点が魅力です。

なお、看護師には、これまでの看護経験を活かしてより看護の仕事を極めたい人向けの資格が存在しています。代表的な資格として挙げられるのが、認定看護師と専門看護師です。
認定看護師とは、救急看護や集中ケアをはじめ、訪問看護や手術看護など21の認定看護分野の水準の高い知識と技術を持っている看護師のことを指し、専門看護師はがん看護や精神看護などの11の専門看護分野に熟練した看護を行なえる看護師のことを言います。いずれも、社会福祉法人日本看護協会が認定しているキャリアアップ資格です。

認定看護師資格を取得するには、5年間の実務経験と6ヶ月間の認定看護師教育課程を修了し、認定審査を受けなくてはなりません。
専門看護師資格は5年間の実務経験は同じですが、看護系大学院修士課程修了者が対象のため大学院に2年間通う必要があります。そのため、専門看護師はかなりハードルの高い資格と言えます。
いずれの資格取得のために資格支援制度を設けている病院などの医療機関もあるので、看護のプロフェッショナルを目指したいのなら、この制度がある職場に転職することをおすすめします。